着ぐるみの衣装 実はとても大切
2018.04.27
正直、これを書くか躊躇しました。
しかし、
思い切って書く事にします。
「しょぼい衣装を作っちゃダメ!」
ということをです。
数年前です。
「他社に作ってもらった着ぐるみがどうも着にくくて困るので、
新作を発注したいのと、旧作を改良してもらえないか。」
というものでした。
弊社ですと事前に3Dのチェックもできるので、
安心だ。との事でした。
「はい 了解しました」
ほどなく、そのご担当者は旧着ぐるみをクルマに積んで、
松江から遠路はるばる大阪まで持ってこられました。
しわしわで痩せた感じに見えますね。
いろんなご事情があったとは思いますが、
これだととても貧相なシルエットになってしまいます。
また、ある程度の身長差があっても着こなしができるパターンにしないといけません。
弊社の衣装は自立できる作りにしています。
軽い発砲材でシルエットを作りました。
肩はフリーにして、吊りバンドをセットし、
15㎝くらいの身長差があってもアジャストできるようにしました。
そして完成した「新あっぱれくん」です。
インナーを入れ、シルエットをつくるだけでクオリティアップします。
「もう一手間。」
手間をかけるとよくなるんです!