 |
粘土で彫塑をします。耳はウレタンフォームで製作するため位置決めだけを しておきマスクだけを作りこみます。
左右対称にするため、何種類かのゲージを用意しておきます。 ボア貼りこみ仕上げをするため、原型はディテールをはっきりつけるほうが
いいでしょう。
|
 |
 |
粘土原型が完成した後、鋳型を作ります。鋳型素材は 、航空産業などで使用されているエポキシ樹脂を使用します。 まず、後頭部からスタートします。もしあなたが、鋳型作成にあまり慣れていないなら最初から寝かせてとるほうが簡単かもしれません。 |
 |
 |
ついで、マスク前部をとります。 エポキシ樹脂鋳型の特徴はひずみがないことです。
ただし、樹脂が硬化するとき一度溶解してから硬化を開始するという難点があるため鋳型を製造するには若干のテクニックと温度管理ができる設備を必要とします。 |
 |
 |
石膏、FRP樹脂素材にくらべてテクニックと時間がかかること は事実ですが、なんといってもこの樹脂の美しいところはひずみがない、対抗性に優れている、軽量である、という理由から現在では携帯電話の試作などに使われています。弊社の場合はメカを仕込むとき成型品に使用することが多々あります。 |
 |
 |
鋳型の完成です。 粘土原型を反転させた状態のことを鋳型、または凹型といいます。 FRP製マスクなら、約100-300個作ることができます。 |
 |
 |
マスクをFRP成型したところです。 よく分からないと思いますが、ピッカピカの状態です。
このまま、全塗装をしても充分OKですが せっかく着ぐるみですからボア貼りこみの工程へと進みます。 |
 |
 |
特殊生地で、マスクパターンをおこします。 鼻は別途、FRP成型したあと、ウレタン塗料で着色しておきます。 ちなみに視界をひろくするため目と口から見るようにしました。口から見るようにしたのは足元が見えないと中に入る人は本当に不安に思うという理由に基づくものです。 |
 |
 |
ハナを付けると、やや着ぐるみっぽくなってきました。ただの2次元から3次元に移行するさい、職人のセンスが必要なところです。あらかじめ何点かのパーツを用意しておくのもいいでしょう。思わぬ偶然の効果ですこしハナを大きくするだけでピタリと決まることがあります。 |
 |
 |
目はDrステカを使ってカッテイングした黒のカッティングシートを張ります。耳はボアを裁断、縫製して用意しておきます。 |
 |
 |
ボアの貼りこみが完了しました。 少し目のまわりがさみしい気がしましたので、目張りをいれる
ことにしました。 髪の毛として15cmのロングパイル地を貼り付けます。 |
 |
 |
「ねずっピー」の完成です。でもこれはあくまでもプロトタイプです。
今後の課題として、もっと違うカラーのボアで試してみても面白いかもしれません。 ちなみに当初目標の900gは無事クリアすることができました。FRP製で1kg以下のマスクというのはある意味大変画期的な軽さですよ。
|