着ぐるみのサンモルド潟鴻S

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製作の流れ
ケース3:粘度原形・FRP凹型から作成する着ぐるみマスクの作り方

当社オリジナルの着ぐるみマスクの作り方をご案内します。 テーマは、デザインのなかから選んだ
ネズミさんで、 キャラクターの名前は 「ねずっピー」としました。
試作室でのテーマはFRP製(Fiber Reinforced Plasticsの略で、Fiber=繊維 Reinforced=強化された Plastics=プラスチック つまり、繊維で補強することによって強化されたプラスチックの事です。)であること。 完成時の重さを900g以内におさえること。 マスクはできるだけ機械を使わず、手作り中心とすること。 というものです。

粘土原型 1
粘土で彫塑をします。耳はウレタンフォームで製作するため位置決めだけを しておきマスクだけを作りこみます。 左右対称にするため、何種類かのゲージを用意しておきます。 ボア貼りこみ仕上げをするため、原型はディテールをはっきりつけるほうが いいでしょう。
アロー
エポキシ樹脂凹型 2
粘土原型が完成した後、鋳型を作ります。鋳型素材は 、航空産業などで使用されているエポキシ樹脂を使用します。 まず、後頭部からスタートします。もしあなたが、鋳型作成にあまり慣れていないなら最初から寝かせてとるほうが簡単かもしれません。
アロー
エポキシ樹脂凹型取り 3
ついで、マスク前部をとります。 エポキシ樹脂鋳型の特徴はひずみがないことです。 ただし、樹脂が硬化するとき一度溶解してから硬化を開始するという難点があるため鋳型を製造するには若干のテクニックと温度管理ができる設備を必要とします。
アロー
樹脂凹型3 4

石膏、FRP樹脂素材にくらべてテクニックと時間がかかること は事実ですが、なんといってもこの樹脂の美しいところはひずみがない、対抗性に優れている、軽量である、という理由から現在では携帯電話の試作などに使われています。弊社の場合はメカを仕込むとき成型品に使用することが多々あります。

アロー
凹型の完成 5
鋳型の完成です。 粘土原型を反転させた状態のことを鋳型、または凹型といいます。 FRP製マスクなら、約100-300個作ることができます。
アロー
FRP樹脂成型 6
マスクをFRP成型したところです。 よく分からないと思いますが、ピッカピカの状態です。 このまま、全塗装をしても充分OKですが せっかく着ぐるみですからボア貼りこみの工程へと進みます。
アロー
ボア貼りこみ工程 7

特殊生地で、マスクパターンをおこします。 鼻は別途、FRP成型したあと、ウレタン塗料で着色しておきます。 ちなみに視界をひろくするため目と口から見るようにしました。口から見るようにしたのは足元が見えないと中に入る人は本当に不安に思うという理由に基づくものです。

アロー
FRP鼻取り付け 8
ハナを付けると、やや着ぐるみっぽくなってきました。ただの2次元から3次元に移行するさい、職人のセンスが必要なところです。あらかじめ何点かのパーツを用意しておくのもいいでしょう。思わぬ偶然の効果ですこしハナを大きくするだけでピタリと決まることがあります。
アロー
ボア耳製作 9
目はDrステカを使ってカッテイングした黒のカッティングシートを張ります。耳はボアを裁断、縫製して用意しておきます。
アロー
マスクボア貼りこみ 10
ボアの貼りこみが完了しました。 少し目のまわりがさみしい気がしましたので、目張りをいれる ことにしました。 髪の毛として15cmのロングパイル地を貼り付けます。
アロー
着ぐるみマスク完成 11
「ねずっピー」の完成です。でもこれはあくまでもプロトタイプです。
今後の課題として、もっと違うカラーのボアで試してみても面白いかもしれません。 ちなみに当初目標の900gは無事クリアすることができました。FRP製で1kg以下のマスクというのはある意味大変画期的な軽さですよ。




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